虫歯になりやすい歯 - PEDIATRIC -

あなたのお子様は、虫歯になりやすい歯?

虫歯になりやすい歯 作画:ムカサアヤコ 監修:本田由馬
今の日本で5歳未満でムシ歯ができてしまうお子さんはムシ歯リスクが高いのです。
30年前ならムシ歯でぼろぼろになっていたと考えられます。
むし歯のなりやすさには色々な要因が関係して人によって非常に大きく異なります。
むし歯になりにくい人は、歯並びが悪くても、また歯ブラシや食生活が少々乱れていても虫歯になりにくいです。 喫煙や飲酒が多くても健康で長生きする人がいるのと同じ理由です。

むし歯は遺伝するの?
むし歯は後天的なもので、遺伝するようなものではありません。
でも、歯の形態、とくに溝の深さなどは多分に両親の遺伝的影響を受けていると考えられます。
また、歯の大きさや顎の骨の骨格的特徴も遺伝するので、親のたたりで子供の歯並びが悪くなると歯磨きもしにくく、虫歯が出来やすいということがあります。
家族の食生活が子供の虫歯に及ぼす影響も大きいようです。
例えば、お母さんが甘いもの好きだったりすると、甘いものが子供の口に入る機会も多くなり、虫歯もできやすくなるわけです。このあたりが、虫歯が遺伝すると誤解される理由でしょう。
さらに、もう一つ虫歯の出来やすい歯として母子感染があります。虫歯の原因菌ミュータンスは生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいないことが確認されています。
ところが歯が生える頃から次第に感染者が増えてきます。
そこで虫歯は感染症であると考えられてきたのです。
ですからミュータンス菌の多いお母さんとお子さんが、同じスプーンを使って食事をしたりするとミュータンス菌に感染しやすくなります。
また、お母さんに治してない虫歯があると余計にミュータンス菌が増えますので早めに治療をしましょう。
お母さんの口の中を綺麗にすることによりお子さんの虫歯が減ったという報告もあります。

乳歯は虫歯になりやすい

乳歯の特徴と虫歯の危険度
子供は大人に比べ虫歯になりやすいと言われますが、それにはいくつかの理由があります。

乳歯が虫歯になりやすい理由
・一人で上手に歯磨きができないため、プラークコントロールが不十分になります。
・乳歯は食べカスがたまりやすく、しかも子供の好む食べ物には粘着性があるため、虫歯菌が酸をさかんにつくりだしてしまいます。
・乳歯は永久歯に比べ、エナメル質も象牙質も半分の厚さしかありません。また再石灰化の力も弱いです。

できるだけ早く発見しましょう
乳歯は一度虫歯になると痛磨でないこともあって、あっというまに進行します。
受診することにはほとんどが、神経の近くまで進行しています。
仕上げ磨きをするときに、歯の表面が白っぽくなっていないか、黒くシミになっていないか、歯の溝が黄色くなっていないかなど観察してください。このような兆候は虫歯の始まりですから、この時点で受診されるとあまり削らず治療が簡単です。

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