年齢別ケア法 - PEDIATRIC -

子供の歯について知っておこう!

年齢別ケア方法作画:ムカサアヤコ 監修:本田由馬
小学校に入学するころから、乳歯が抜け始め永久歯が生えてきます。この時期の口の中は、乳歯と永久歯が入り交じりデコボコして複雑です。特に「六歳臼歯」と呼ばれる最初の永久歯は、物を噛みくだく力が一番大きく、永久歯の歯並びや噛み合わせの基本となる重要な歯。完全に生えるまでに約1年かかるため手前の乳歯より背が低く、生えたのに気づかなかったり、歯ブラシの毛先が届きにくかったりして、虫歯になりやすい状態にあります。正しい歯の磨き方を教えたり、仕上げ磨きで、お子さんの歯の健康を守ってあげましょう。

指しゃぶり 傾向と対策

指しゃぶりの原因は新生児の吸啜反射(口に触れるものは何でも吸おうという本能的なもの)の代償として、たまたま指を吸いだし、習慣化したものが多いとされています。欲求不満を感じたり、寝る前のぼんやりしているときに指をしゃぶることがあります。
普通は4~5歳ぐらいまでには自然に消えてしまう癖です。 指しゃぶりの弊害としては噛み合わせが悪くなってしまいます。開咬といって上の前歯と下の前歯が咬み合わなく、上顎前突といって上の前歯が外側に反り、しかも上の歯列が狭くなる。一方、下の顎が後方に押しこまれ、前方への成長が抑えられる。
 やめさせるときに気をつけることは、決して指しゃぶりをする本人を責めないで、口に入ってくる指が悪いと思わせることです。
『また指をしゃぶってるの?だめでしょ!!』と言うのは禁物で、ますますやめられなくなってしまいます。
親指に話しかけるるように指を持ちながら『この指がわるいんだよね。もうお口に入ってきてはだめですよ。悪いお指だから親指をぶってあげるからね。いいよね』(子供に同意を求めましょう)。『こんどから○○ちゃんのお口に入ってくるのはやめてね』。どうしても指が入ってしまう寝つくときには、指を忘れさせるようにギュッと抱きしめお話を聞かせながら寝てあげるといいでしょう。

年齢別ブラッシング方法

1. フロッシング
デンタルフロスによる歯と歯の間の掃除。
歯ブラシを普通に使っているだけでは、歯垢(プラーク)は約50%しかとる事ができない。特に歯と歯の間は、ほぼ不可能。しかしそういう所にこそプラークは潜んでいる。そこでデンタルフロスを使うと、なんと!90%まで落とす事ができるようになる。
デンタルフロスのくわしい使い方についてはこちら!「デンタルフロスは魔法の糸」
2. ブラッシング
歯ブラシによる基本的な掃除。
虫歯でも歯周病でも、予防・自己治療は正しいブラッシングができなければ始まらない。多くの人が「正しく」ないために、みがいていても歯垢が残ってしまっているのだ。しかし深刻な歯周病の場合でも、きちんとしたブラッシング方法を覚え、2週間続けたら回復した例もある。これを機会にぜひ、じっくりブラッシングしよう!
歯ブラシの正しい使い方についてはこちら!「むくわれる歯みがきをしよう」
3. イリゲーション
ブクブクうがいによる歯垢細菌の洗い流し。
ブラシには及ばなくとも、うがいだけでもかなりの効果は期待できる。歯ブラシできない時の緊急手段として活用しよう。ただし苔のようについた歯垢や、歯石をとる事はできないので、寝る前にうがいだけというのはキケン!

前歯の生え変わり時期に気を付けたい不正咬合

<歯の生え方の問題>
乳歯は5、6才頃、前歯から生え変わり始め、10才過ぎに永久歯に交換します。
このとき、歯茎の裏側からはえてきたり、歯がねじれた状態で生えてくると不正咬合となり。
発音や咀嚼の障害にもなります。

<歯の大きさの問題>
最近では歯のサイズが大きく、顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪くなってきている子供が多く見られます。
この兆候は前歯の生え変わる時期から見られるようになりますが、これでは全ての歯が歯列に並びきらない状態になってしまいます。このような小児の永久歯に対しては「咬合誘導」という治療方が用いられます。
これにはおおきく分けて二つの方法があり、一つは歯列を拡大させる方法で、スプリングなどを使って歯にすき間ができるようにさせて、永久歯を正しく歯列に並ばせる方法です。さらに、顎の骨を拡大させる方法も場合によっては用いることもあります。
もう一つは将来的に永久歯を間引きする方法で、小臼歯を上下左右四本を抜き、歯列に余裕を持たせて歯列を矯正する方法です。

<反対咬合>
下顎が発音、咀嚼に際して自由に動くためには上顎より小さく内側に位置しなければなりません。
下顎が大きいと反対咬合になってしまします。この場合には、歯の矯正とともに下顎の発育を抑えるチンキャップという装置を装着して正常な咬合に誘導します。
頬杖などあどに負担をかける姿勢も顎を歪め不正咬合の原因になります。

<口呼吸の問題>
最近では口呼吸による歯並びのゆがみも多く見られるようになりました。このような患者さんは鼻疾患などが原因で口呼吸をしていることが多く、そのため口元の筋肉が弱くなり、いつも口が開いた状態にあるため、舌が前方にでてきます。こうなると上の前歯が前に出る出っ歯の状態になり、口を閉めるのがさらに困難になります。この場合も歯列や顎を拡大したり不正咬合を治すことで鼻腔が広がって鼻呼吸がしやすくなります。

このように小児歯科でムシ歯の予防や歯並びの検査をしていくことで成長期のさまざまなお口の疾患を防ぐことが可能です。ムシ歯が無くても前歯の永久歯が上二本、下四本生えてきたら、小児歯科専門医に診てもらいましょう。

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